不眠症が改善するまでのお話(続き)

※前回の「友人が不眠症になったお話」からの続きです。

でもって、前回の記事に書いたような、精神生理性不眠症の原因となる潜在意識の問題を友人に簡単に説明して、エミール・クーエさんの自己暗示法を解説した名著『自己暗示』と、自己暗示をするのに使えそうな装置(脳波矯正用磁気発生器)を貸すことにしました。昔々この装置をブログで紹介した記事にも書いたのですが、これを使うと起きているのでもなければ寝ているのでもない、うつらうつらした中間の意識状態(変性意識状態)を意識的に作ることが容易になるのは分かっていたので、それを使って効率よく自己暗示をすることと、好きな時に自己暗示を行うように友人に勧めたのです。もちろん装置がなかったとしても、寝入りばなと寝起きのときに行えば自己暗示はできますし、なるべく同じ時間に規則的にやるのがベストなのですが、友人のようなタイプの人は、この時間にやって!と限定されると意識し過ぎて上手くいかなくなる可能性があります。そこで、ダメならいくらでもやり直せばいいだけ、そして好きな時にいつでもやれる、と思わせる(実際そうですが)ために、特に装置を貸してみたわけですね。

その際に装置の具体的な使い方として、

・快適な姿勢をとって、コイルを頭にはめて電源オン。
・ゆっくり呼吸をしながら、全身の力が抜けているのを実感。
・しばらくして頭がホゲ~ッ♪としてきたら、静かに自己暗示を繰り返す。
・時間は15分くらいやれ。絶対眠るなよ?
・就寝時以外は、そのまま眠らないように必ずアラームをセットし、暗示が終わったら必ず肩回しや膝の屈伸などをして意識を切り替える。
・あとは自分でより良いと思ったように自由にやって。


この程度でしたか。暗示の文句も「私は布団に入るとリラックスして、どんどん眠くなる」「私は毎日ぐっすり熟睡している」のようなものを伝えたのですが、すぐに自分なりに考えた暗示の文句に変えたそうです。

渡した当初は正直、どうせやらないだろうなと思っていたのですが、これが意外に使ったんですね。あとから知ったことですが、試しにと使い始めた当日から変化を感じたそうで、これはいけるんじゃないか?と思ったことから毎日やり続けたそうです。

ちなみに友人はそれから1年以上も暗示し続けて、ようやく問題なく眠れるようになったと納得できるようになっています。時間が掛かっていますね。あとで書きますが、途中で油断した時期があったことも、長くなった原因のひとつだと思います。クーエさんの本では、一発の暗示で驚異的な治療効果を出した話がたくさん載っていますが、訳者のあとがきにあるように、普通はそんな簡単に潜在意識の問題は解決しないと思います。友人のように焦らず、時間を掛けてじっくり取り組む必要があります。


はいでは次に、実際に装置を使って自己暗示を続けた上で、友人が気がついたコツをまとめて書いておきたいと思います。


・自己暗示をするには、ほとんど寝ているような状態が1番、効果的だと感じる。
慣れてくると、うつらうつらした変性意識状態をコントロールして暗示できるのですが、慣れないうちは暗示ができないほどに意識が落ちる…要は眠ってしまうことも多々あります。そこまででなくても、例えば、
「私は布団に入ると、とてもリラックスし、どんどん眠くなる。いつの間にか熟睡している」
と暗示するべきところを、
「私は布団に………西側の大理石に沿って……トマトソースの中身を…………」
などと意味不明な言葉を発していたり、あるいは気がつくと口をモグモグさせて、何か食べていたりすることもあったそうで、意識が落ち過ぎて暗示ができなくなっていたことも、しばしばあったそうです。暗示ができないのは困りますが、逆に言うと、これくらい夢うつつ、覚醒度がギリギリまで下がっている状態が、暗示には良いと感じるそうです。普段の意識に近ければ近いほど、暗示をしたときの抵抗が大きくなりやすく、抵抗があるということは、その暗示が効きにくいだけでなく、逆に状況を悪化させてしまうこともあります。だから暗示をするときの意識状態がとても大切なんですね。

・暗示文の文体はポジティブな表現を使い、そうなりたい、そうなってほしい、という希望ではなく、すでにそうなりつつある、あるいは、すでにそうなっている、という進行形や完了形にする。
これはよく言われる注意点です。ただ、これもポジティブで完了形であれば何でもかんでも全てOK、というわけではないようで、例えば友人の経験で「朝まで熟睡している」という言葉を暗示に入れると、なぜか起床時間の1時間前に目が覚めることが異常に多くなり、「ぐっすり熟睡している」という暗示だと中途覚醒が少なくなり、朝のアラームが鳴るまで眠れることが増えたそうです。
「朝」という単語が何かしら、本人の潜在意識に働きかけているようですが、とにかく暗示文の一言の違いで、結果が変わってくることもあるという例です。なので実際に経験しながら、より良い暗示文を探して変えていくことも必要です。

・暗示をする際には言葉を強調したり、繰り返したり、そこに感情を込めるようにする。
「布団に入ると、とても安心して…」「ぐっすりと」「どんどん眠くなる」という暗示なら、規則的に淡々と唱えるよりも、ぇ~~~も安心して、っっっっすりと、と言葉に感情を込めたり、どんどん↑どんどん↑…と繰り返しで強調したり、その言葉がさも本当であるかのような気持ちになるのがコツだそうです。
この時も大切なのは変性意識状態に入っていることです。暗示を言葉に出したときに、何かしっくりこない感覚とか、ん~本当にこれでいいのかなぁ?という微妙な感じ、あるいは直球で、こんなことやって意味あんのか?なんかアホらしくね??みたいな感じがするときは、変性意識状態に入っていない証拠なので、その暗示は効きにくいです。変性意識状態に入って正しく暗示すれば、疑うこともなく抵抗を感じることもなく、すんなり言葉が入ってきます。

・暗示の効果が出て症状が改善しても、すぐに暗示をやめない。
これは記事の上の方で、友人が途中で油断した時期が…と書いたことに繋がります。友人は3カ月ほど暗示を続けた結果、眠るときにほとんど不安を覚えないほど改善したため、段々暗示の時間が短く、いい加減になっていき、1日2回続けていた暗示は夜の1回に、それもほんの2~3回暗示するだけで面倒臭くなってやめて、そのまま眠る、という状態になっていたそうです。
しばらくは良かったそうですが、ある日、何かのトラブルで興奮していたのと、寝る時間がいつもより遅くなったことが重なった時に、あれ?なんか眠れなさそう…と、ふと感じたら、懐かしい感じ(交感神経の異常興奮)にまた襲われ、その日は真夜中まで眠れなかったそうです(それでも眠れたようなので以前に比べればマシだと思いますが)。その日を境に就寝時にまた以前のような不安に襲われ始めたそうです。その後2~3日は横になっても2~3時間、眠れない日が続いた為、不眠が再発してしまったかと相当焦ったそうですが、実際は以前のようにしっかり暗示を行うようにしたところ、それ以降は特に問題もなく、また眠れるようになった、とのことです。


友人が自己暗示のコツとして挙げてくれたのは以上です。
ついでに私からいくつか補足をしておきます。記事を公開した当初、書き忘れていたこともあるので追加しておきます。

ひとつは不安や恐れの受け取り方ですね。
心は本来、ひとつの事柄に縛られることはなくて、あれを考えこれを考え、コロコロコロコロ移り変わるのが自然です。一回でも強い不安や恐怖を体験すると、そこに意識が凝り固まって、心が不安や恐怖に縛られてしまいます。「今日も眠れないかも…」と不安に思ったときは、もう心が縛られ始めているわけですね。でも縛られるなと言っても縛られてしまうから困るわけです。不眠改善のアドバイスにも、眠れないからと焦らないように、とよく言われますが、焦らないようにしよう!と思って、すぐにそれができる人なら始めから不眠症にはならないです。それにエミール・クーエさんの努力逆転の法則どおり、想像力(焦る心)に反すること(焦らないようにしようとする意志)を成し遂げようとしても、想像力が勝ってしまって、なおさら上手くいきません。
ですから、焦らないようにとか、不安にならないように、なんて考える必要はま~ったくなくて、不安を感じたら不安を感じるままに、
「あぁ、私は今すっごい不安を感じてるな」
焦って心臓がドクドクしてきたら、
「あぁ、私は今、交感神経がバッキバキに興奮してきているな」
と自分自身をモニターして、それを何とかしようとか、それじゃ眠れないぞとか、そうではなくて、
「ハイハイ。いつものことですよ、いつものことだから仕方ない仕方ない。どうぞ気が済むまで勝手にやってください」
と軽く受け流すようなフリをしていくと良いと思います。もちろん最初はなかなか受け流せないと思いますが、いちいち余計な努力などしなくても、自己暗示が深まるにつれて“フリ”だったものが、実際に受け流せている(不安や恐れではなく別のことを考え始めている、つまり心が縛られなくなっていく)ことに気がつき、そして受け流せるにしたがって、感じる不安や恐れが弱くなっていくことに気がつくと思います。これは精神生理性不眠症だけでなく、他の社会不安障害なども同じです。

もうひとつは、解決していないトラブルから大きなストレスを抱え、それが原因で不眠症になっている場合は、最初にまず、そのトラブルを解決していくということです。
これは当たり前の話なのですが、例えば旦那や嫁と泥沼離婚劇とか、質の悪い隣人とのトラブルで裁判沙汰とか、急に大きな借金を背負ってしまったとか、極道や反社絡みのトラブルに巻き込まれてしまったとか、とにかく具体的な問題を抱えていて、それが解決していないことによる大きなストレスが原因で不眠症になっている場合は、いくら眠れるように暗示をしても、まずはそのトラブルを解決していかない限り、なかなか状態が改善されていきません。逆に言えば、そのトラブルさえ解決すれば、勝手に眠れるようになる可能性が高いわけですから、こういう場合は自己暗示をするなら不眠ではなく、問題がスムーズに解決していく暗示や、あるいはトラブルから受けるストレスを軽減するような暗示をしながら、とにかく問題解決を優先していく方が良いと思います。
トラブルを抱えていない場合でも、人の言葉に敏感で傷つきやすいとか、すぐに先のことを考えて不安になってしまうとか、短気でちょっとしたことでイライラするとか、ストレスを感じやすい人の場合は、メインとなる暗示の他に補助として、こういった性質を改善する暗示を加えると良いと思います。

追加で注意点をひとつ。
前回の記事の中で、不眠症を改善するために、あれをしたらいい、これをしたらいい、と言われることをやってみても、そのほとんどは眠るための努力に当たるため、エミール・クーエさんの努力逆転の法則どおり、不眠症を改善するどころか逆に酷くしてしまう…みたいなことを書きましたが、ごく当たり前の改善点まで否定しているわけではありません。
ごく当たり前というのは、例えば夜に眠れないという人にたまにいる、
「夜眠れないからといって昼に眠る、昼夜逆転の生活をしている人」
これは努力して昼間に眠らないように改善しなければダメです。いくら自己暗示を行っても、昼間にた~っぷり眠っていたら夜眠れないのは当たり前の話です。もちろん昼夜逆転の生活をしていた人が、いきなり昼間は1秒たりとも眠るな、と言われても最初はなかなか難しいと思いますが、ごく短時間(10~15分程度)の仮眠であれば眠気や疲労を取るには十分で、しかも夜の睡眠には支障をきたさないので、それ以上は眠らないような努力は必要です。

自己暗示のコツはこんなところかな。
では最後に、不眠症の改善の過程も詳しく聞いてあるので、簡単にまとめて書いておきます。


・自己暗示の初日…強いドキドキ(交感神経の異常興奮)はあったものの、2時間くらいで気がついたら朝まで眠っていた。

・1~2ヶ月目まで…同じようにドキドキする感じはあったものの、ほとんどの日で1~2時間くらいで気がつくと眠っていた。ただ夜中に目が覚めてしまうことが多く、一度目を覚ますと2~3時間眠れないこともあったが、暗示を始めて以降、朝方までまったく眠れないということは1日もなくなった。

・3ヶ月目以降…30分~1時間以内に眠れている日がほとんどで、就寝時に強い不安や焦りを感じることもなくなってきた。中途覚醒も少なくなり、まれに目が覚めても、ボケ~ッとしていればまた眠れる。たまに以前のように不安や焦りを感じてドキドキし始めても、そのうちに忘れて収まっている。

※この辺りで自己暗示がいい加減になったことで不眠がぶり返し、再び自己暗示を始める。

・半年目以降…早いときは10分掛からないくらい、遅くても20~30分で眠れるようになる。中途覚醒もほとんどなく(膀胱パンパンで起きることはあり)、不安や恐れ、ドキドキもほとんど感じないか、感じてもすぐに収まる。ストレスなく眠れていたときの状態に戻ってきた感じ。

・1年目以降…半年目以降からは、不眠で悩まされることはまったくなくなったので、不眠に関する暗示を少し減らし、その他の暗示を加えて行っている。ただ、不眠に関する暗示を完全にやめるのは、まだ少々不安を感じるので、その不安が完全に消えるまで暗示は続けるつもり(なので装置は返さない)。


以上、こんな感じですね。
友人の場合は装置の助けもあったので、わりと順調に暗示の効果が出ています。実際はらせん階段を上るように、あっち(改善)に行ったと思ったらこっち(悪化)に、こっちに行ったと思ったらあっちに、を繰り返しながら徐々に上がっていく(改善していく)パターンが多いかと思います。なので、やってみたけど効果がない!と性急に判断しないことが大切です。苦行のようなものではないので、慣れてくれば毎日の暗示も何の苦にもなりません。むしろ、やる度に気分が良くなります。

それと今回はたまたま友人の不眠症で記事を書きましたが、この自己暗示の利用範囲は相当広く、潜在意識の活用全般に使えます。先ほども書きましたが、性格改善にも大きな効果がありますし、病気治療なんかにも利用できます。感情を上手く利用すると願望実現法にも応用できますね。使い方次第です。

最後に、友人に貸した装置の製作依頼をたまにいただきますが、いろいろと問題があって全てお断りしています。
お貸しすることなら可能ですが、善意で遠方の方にお貸ししたら、その後いくら連絡しても一切返事がなくなるという借りパクも経験済み(笑)なので、直接会って身元が分かる方だけに限定させていただきます。あしからず。

不眠症になった友人のお話

※今回は特に新しい装置の紹介などはありません。

これまた少し前の話になりますが、ある日、友人が会話の中で、
「不眠症になって全然、眠れない」
と言うので、こりゃ面白そうだと根掘り葉掘り、詳しく話を聞いたあとに、昔々ブログで紹介した、脳波矯正用磁気発生器を貸すことになりました。ちなみに私は、この装置は仕様が違うものをいくつか持っていますので、友人には以前の記事の参考動画で紹介した周波数固定式ではなく、2~14Hz程度の周波数可変式を渡しました。

渡した後は、あれ使ってんの?使ってるよ~程度の話以外は、特に不眠に関する話もしませんでしたが、それが最近になって
「ようやく治った」
と向こうから話をしてきたので、本当に?じゃ治ったなら記事にさせてと、さらに詳細に話を聞いてみましたので、以下に詳しく書いていきます。

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まず一口に不眠症と言っても色々なタイプがあるようで、私も今回、少し調べてみましたが、友人は
入眠困難(なかなか眠れない・眠るまで時間が掛かる)」

中途覚醒(眠っても夜中に目が覚めてしまい、その後は眠れない)」
の両タイプに当たるようです。

日によって入眠困難だったり、中途覚醒だったりするそうで、私が最初に話を聞いたときは、
「たまに眠れないなんて誰にだってあるんだから、いちいち気にし過ぎなんだよ」
という、相手のことを本気で心配していない人にありがちな反応をすると、
「1週間の合計睡眠時間が10時間ない」
ですって。1日2時間だったとしても1週間で14時間にはなるので、いや、さすがにそりゃ少なすぎだろうと驚いたのを覚えています。
ただ、それがずっと続いているわけではなくて、1週間くらい不眠が続くと、体が限界を迎えるのか、1~2日くらいは6~7時間眠れる日が来て、これから眠れるか!?と期待しだすと、また不眠の生活が戻ってくる、というサイクルのようです。

なぜ不眠症になったのか?その原因ですが、かなり神経質なタイプであるのは私も知っていましたし、元々寝つきが悪かったのに加え、仕事で起床時間が大幅に早くなり生活パターンが変わったことと、しかも絶対に遅れることができないため、大きなプレッシャーが掛かったのが発端だと、本人なりに分析していました。
こういったタイプの不眠を、
『精神生理性不眠症』
と言うそうで、友人のような生真面目で神経質な人がなりやすいようです。

この睡眠時間では、当たり前ですがまったく足りていないので、昼間なんか立ったまま寝落ちすることが何度かあり、日常生活に完全に支障をきたしている状態で、とにかく眠くて眠くて仕方なかったと言います。眠てないんだから当然です。

そんなに眠いなら眠れるでしょ?とか、余計なことを考えなきゃいいのに、とか、不眠症にならないタイプの人は思ってしまうのですが、いざ横になって、さぁ眠よう!と思った瞬間から、心拍数が上がって心臓がドクドクし始め、血圧が一気に上昇してるのが自分でも分かり、それを感じだしたら最後、目はギンギンに冴えわたり、まったく眠気が吹き飛んでしまうそうです。
そして、そのまま起床時刻がどんどん迫って、もう今から眠れたとしても何の意味もない、と言うか、むしろ今、寝ちゃったら逆にしんどいわ!と思い始める頃に眠れたり、あるいは時間が来るまで結局、眠れなかったり、こんな感じが入眠困難の日だそうです。

中途覚醒の日は、布団に入ってすぐに調子よくパタッと眠れるそうですが、1時間ほどで必ず目が覚めてしまい、一度目が覚めたら最後、あとは入眠困難の日と似たような状態になって、まったく眠れず起床時刻になってしまうそうです。

こんな状態が2か月以上続いているのだから、なかなかの重症というか、蓄積していく肉体の疲労はもちろん、眠れないことに対する精神的なプレッシャーも相当しんどかったと思います。

んで一般的な改善方法、つまりネットなどで「不眠 改善」などのキーワードで検索して、見つかるような方法は試したのかい?どうなんだいオイ?という問いには、
「全部やったけど、何ひとつ効果がなかった」
とのことで、全部って何をやったの?話を聞きながらも内容が多過ぎて(面倒臭くなって)記録してませんが、検索して出てくるような↓基本的な改善方法ですね。

・どんなに眠くても昼間は仮眠や昼寝は一切しない
・就寝時間になるまではソファその他で身体を横にしない
・布団(ベッド)は就寝時間以外には入らない
・できるだけ朝日、日光を浴びるようにする
・毎日、適度な運動をする
・布団に入る1時間前から部屋を暗くし、スマホやPCは見ない
・横になる前に柔軟体操をして身体をほぐす
・コーヒーやお茶などは就寝の8時間前から摂取しない
・眠らなければ!と焦らないようにする(そう思って出来るなら誰も苦労はしないが)
・入眠用BGM動画(ヒーリングBGMからASMRまで)を聞く
・米兵の90何%が一瞬で眠れるようになったとか何とかのリラックス法を実践する


話を聞いたのはもっと多いですが、とにかくこんなんですね。検索すると素人から専門家の話まで、あーしろこーしろといろいろあります。
友人は神経質な上に人に頼らず自分で努力するタイプなので、これらも徹底的に実行したようです。なんせ上の項目のひとつ、柔軟体操を毎日続けた結果、短期間で前屈(床にお尻をつけて座り、両足を延ばして上半身を前に倒す)が、腰から綺麗にペタッと二つ折りになるほどの柔らかマイスター
でも、それだけやってみても友人曰く、

「眠ることに関しては何ひとつ、まったく効果がなかった」

と言うわけです。
いよいよダメだ!と追い詰められた友人が、自力回復を諦めて病院を探し始めた頃に、ちょうど私と話す機会があって、何ら期待せずにポロッとしゃべったのを、私が面白そうなんで装置を押し付けたというわけですね。

この段階まで話を聞いただけでも、そりゃあ改善しないだろうなとは思いました。うん。
睡眠というのは、意識でコントロールするものじゃないですね。横になろう、目を閉じよう、までは自分の意志で行えますが、あとは勝手に眠るのを待っているだけで、眠るスイッチがあるわけじゃありません(まれにある人もいるようですが)。普通はいつの間にか知らない間に眠っています。これはつまり呼吸や心拍、血圧や内臓の働きと同じように、睡眠は無意識に行われるものであって、自律神経系の働きのように潜在意識がコントロールしている分野だということです。
その潜在意識の働きに問題がある、友人のようなタイプの不眠症の場合は、上記のような改善方法はまったく意味がないどころか、逆に不眠を強めてしまうことすらあるんですね。なぜ意味がなかったり、逆に状態を悪くしてしまうのか?

潜在意識と言えば エミール・クーエさんが有名です。彼が患者の治療経験から導き出した法則に、

☆意志と想像力(感情も含む)が反する場合、勝つのは常に想像力である。
☆意志によって努力すればするほど、反する想像力はより強固なものになる(努力逆転の法則)。


というものがあります。
エミール・クーエさんは19世紀後半に活躍した自己暗示法の大家で、彼の暗示法や上記のような法則を知っている人はたくさんいますが、知らない人のために、友人の不眠症を例に説明します。

まず、意志と想像力を不眠症に当てはめれば、意志とは「早く眠ろう」「どうにかして眠りたい」という意志ですね。
そして想像力とは、「また眠れないかもしれない」「眠れなかったら苦しい、辛い」といった不安や恐れです。
この、眠ろうという意志と、それに相反する、眠れないかもしれないという想像力があるわけですから、法則どおり常に想像力が勝ってしまい、潜在意識は実際に眠れなくなるように身体に働きかけます。それが友人の経験したような、交感神経の異常興奮ですね。普通、睡眠に入るときは副交感神経が優位になるのですが、潜在意識が眠れないように交感神経をガンガンに働かせてしまうので、こうなってしまっては意志の力ではどうしようもありません。

そして先ほど箇条書きで並べた、友人が実践した眠るための改善方法は、これらの大半が「眠るための意志による努力」ですから、ふたつ目の法則どおり、やればやるほど「これでも眠れないかもしれない」「これだけ努力してるのに眠れなかったら…」という反する想像力を無意識のうちに搔き立てて、より強固なものにしてしまいます。
(ただし、こういった改善方法がすべて無駄と言うわけではなくて、本人が「これなら眠れる」と思い込める、つまり眠れないかもしれないという不安や恐れを超える信頼を得られた場合は、意志と想像力が合致するので、眠れるようになります。友人の場合は不安や恐れの方が強かったのですね)

眠りたいという意志と、努力によって、より強固なものになってしまった眠れないという想像力があるわけですから、これらの改善方法は、友人の言うとおり何の意味もなかったどころか、それによって、わざわざ不眠症を酷くしていたというわけです。

普通は友人と同じような状況に陥った場合、多くの人が精神科や心療内科を受診すると思います。友人も実際に病院を調べていたそうですが、どうも気が進まなかったらしいです。その理由は不眠症に関する話をネットで調べれば調べるほど、根本的な治療よりも薬物、つまり手っ取り早く弱い睡眠薬から出されて、そして、それが効かなければ強い睡眠薬へと移行していくだけ、という薬物に依存するだけの流れが予想できたからだそうです。
確かに日本では、この手の心の不調を訴えると安易に薬を出し、治療と称して薬物依存症を作り出しているだけの医師が多いのが現実だそうですし(誤解のないように言っておきますが、認知行動療法などできっちりと根本治療を目指す医師もいます)。
ともかく、薬に依存したくない友人は、必死に自分でやれる努力をして(それが不眠症を酷くするとは思わず)、なかなか受診しなかったのです。結果的にはそれがよかったのですが、実際問題として酷い不眠症になってしまったら、その苦しさから医者と薬を頼らざるをえないのが現状だと思います。

こういった精神生理性不眠症や、社会不安障害なんかもそうですが、なってほしくないと思うとなってしまう、嫌だと思うとなってしまう、ダメだと思うとなってしまう系の疾患は、要は自分の意志と反する潜在意識の発動が原因ですから、意志と潜在意識を協調させてやることが最善の方法になるわけです。
協調させる方法というのは簡単で、顕在意識(普段の意識状態)の活動が抑えられて、意識的な抵抗の少ない状態のときに、潜在意識を書き換えるための自己暗示を繰り返すだけです。クーエさんの自己暗示では、「寝入りばな」と「寝起き」の時間の2回、静かに声に出して自己暗示を行います。寝入りばなと寝起きは、先ほど言ったように顕在意識の活動が抑えられ、抵抗なく潜在意識が暗示を受け入れやすい状況になるからですね。


さて、長くなりましたが、以上のような潜在意識の作用を友人に説明した後、試しに脳波矯正用磁気発生器も貸してみることにしました。次回は実際に装置や自己暗示を続けた友人の改善していく過程や、暗示のコツなども聞いておきましたので、それも参考に記事にしてみたいと思います。
バイバイキ~ン('ω')ノ

※友人は治りましたが、特に酷い不眠症や精神的な障害に苦しんでいる人の場合は、安易に自己流で治療せずに、専門家に頼ることも必要だと思います。この記事も参考程度にされてください。

本物のコロイダル・シルバーの作り方

(*'ω'*)

前回までの記事で、広く世間で行われている今までのコロイダル・シルバーの作り方(精製水の中で銀に通電し、電気分解するだけ)では実は有害なイオン性銀化合物ができているだけで、コロイダル・シルバーはできていないという事実と、本物のコロイダル・シルバーを作るのに必要な3つの要素を紹介しました。
今回はそれらを元に、実際に本物のコロイダル・シルバーを作っていきたいと思います。(コロイダル・シルバー以下CS)

※簡単な参考動画を作りましたが参考にならないかも。

サムネが詐欺商品のように怪しいのも、(インチキ商品みたいなんで普通のサムネに変えました☆)フォントが統一されていないのも、そこでその音おかしいだろ的なものも全部わざとです。
真顔でやっていると思われると切ないので念のため!

csssdjytfuh.png☆生成に必要な道具☆

上の写真が生成に必要な道具です(背景のタオル地がシワだらけなのは気にしない)。
それでは順番に説明していきます。

・電源
本物のCSを作る上で必要な電源の条件は、まず電流を好きな値に設定できる可変式の定電流回路である事と、銀にかかる電圧・電流がリアルタイムで確認できる事の2点です。厳密には可変式定電流と電圧・電流の確認は別々でも構わない(後で説明するようにテスターを使う場合など)ですが、一緒の方がシンプルで使いやすいです。

csssycd.pngCS専用電源

写真の電源は自作のもので、上に2点を満たしています。これだけを見ると、
「何これオモチャ?」
って感じですが、電圧・電流のデュアルモニターにCSの生成に必要なだけの低電流が扱える可変式の定電流回路を加えただけという、必要最小限かつ十分な機能を持ったCS専用の小型電源です。とくに電流計の方は0.1mA単位で測定するので、これひとつだけあれば他に何も必要ありません。
一見するとモニターの位置が変なところにありますが、これは失敗じゃなくて、中にいろいろあるのでこの位置でないと、この大きさで収まらないのです。
おかけでかなり小型になりました。

一応、電流計としては0.01mA単位で測定できるものもあるにはあるのですが、それにすると装置のサイズがこれより何倍も大きくなってしまう事と、また最小0.1mAでの電流設定ができればCS生成には十分である事から、今回はこちらの小型のものを選びました。

分かる人なら上記の説明だけで十分なのですが、定電流だのmAだの
「そんなの作れないでしょ!プンプンッ!」
という方もいるでしょうから、そういう場合はフォーラムでも推奨されているやり方として、ちょっと面倒ですがアマゾン辺りで小型の可変式直流安定化電源とテスターを買って、下のように配線すれば同じように使えます。

csssydskadtsh.png

んー…まぁこのやり方だと無駄に大がかりですし、正直これでも何を買ってどう使えばいいのか分からない、という方もいるでしょうから、どうしても必要という方がいらっしゃれば、私が使っているもので良ければお作りするかも。んー気分次第。
ただし、この電源は小さい割に部品代がけっこう掛かっているのと、それに+ボッタクリ手間賃が加わるので相応の金額になりますから、それでいい方のみ。 
中華製メーターが品切れになればそれで終わりなので、その場合は残念無念です。

・電極固定用の蓋
銀や銅線といった電極を固定して、精製水を入れた容器の上に被せるものです。

csssyiytf.png

百均の小さい鉢受け皿に、1.5mmと3mmの穴あけ加工をしたM5ボルトを取り付けただけのものです。
下の2つは、径2.6mmの銅線をハンダ付けした銀貨を固定するためのワニ口クリップと、陰極用の0.9mmの銅線です。これはまた後で詳しく説明します。

・マグネチックスターラーと攪拌子
これは前々回の記事でも書きましたが、今回も必要です。

csssymsaksat.png

¥3~4,000で販売されている安いマグネチックスターラーです。
スターラー以外ではホットプレートでも良いのですが、ビーカーなどを加熱する専用ホットプレートは非常に高価で、一応、安いものもあるにはあるのですが、後で書くように効率が悪く面倒なので…と言うか私がスターラーしか持ってないので、スターラーで話を進めますの(*'ω'*)

どちらもない場合でも作れないという事はないのですが、その場合は極端に小さな電流にしないと電気分解の過程で弊害が出るので、高品質なCSをできるだけ手際よく作るには、スターラーかホットプレートのどちらかを必ず用意してください。
攪拌子はスターラーに付属のもので十分です。

・タンブラー
スターラーの画像に一緒に写っている生成用の大きいガラスの容器です。
精製水を500ml、あるいは1Lなどキリがいい量が注げて、そのまま電気分解ができるのが1番ですが、ギリギリまで精製水を入れてしまうと、銀を入れたときにクリップや導線まで浸かってしまう(絶対にダメです)ので、少し余裕があるサイズを探してください。私は百均の900mlのガラス瓶に750mlの精製水を入れて使っています。

また後で書きますが、最終的に電子レンジに入れるので、できればそのままレンジに入れられるサイズが楽です。
もちろん、そのまま入れられなかったとしても、工程は増えますが小分けにすればいいだけの話なので、そんなに問題はありません。

あとスターラーの攪拌子は底が平らな方がよりスムーズに回転します。あまり底が窪んでいるような容器だと、最初は回転していても、いつの間にか止まっている事もありますから、それも考慮して選んでください。

・1オンスの銀貨
1オンスの銀貨はコインの販売屋さんで購入できます。
値段は物によりますが安いもので¥4~5,000、重さは31.1gです。

csssykg1.pngオーストラリアのカンガルー銀貨

私は銀貨にしましたが、純度さえ間違いなければコインでもインゴットでも何でも大丈夫です。
ただ何でもと言っても、使用する銀については、
「表面積が大きければ大きいほど良い」
が原則ですから、従来の生成方法で使われる事が多い銀線のような表面積の小さなものの場合、それに比例して流せる電流が小さくなって弊害が出る事と、それでいながら銀貨やインゴットに比べて割高と良い事はないので、余ってしまってどうしようもないというなら別ですが、最初に買うのなら銀貨です。

もし銀線を使う場合は径(太さ)はできるだけ太いもの、最低でも2mm以上が必要で、1mmでは細すぎて使用電流を極端に下げなければならず、品質に問題が出るので向きません。
仮に径2mmの銀線をかなり長い15㎝で使ったとしても、一般的な1オンス銀貨(直径40mm前後、厚さ2.3mm前後)の方が3倍も表面積が大きく、径1mmの銀線に至っては6倍も違いますから、やっぱり銀貨が良いです。

純度は999(3N,スリーナイン…99.9%)あれば良いとフォーラムでは書かれています。これ以下は使えませんから、安い銀を見つけた!と思って安易に手を出して純度950とか買っちゃわないように注意してください。
999以上になると、例えば純度9999(4N,フォーナイン…99.99%)の場合は実質999と変わらない、との話なのですが、写真のオーストラリアのカンガルー銀貨などは他の999の銀貨と似たような値段なので、私はこれにしました。

普通のコイン売買であれば人気があるものが高くなるでしょうけど、CSに使うのですから人気も見た目も関係ありません。安いものを選んでください。
んーでも、ただの銀線なら平気で使えるけど、精巧な作りの銀貨ってなんか使うのもったいない感じがしますねー。集める人の気持ちが分かるかも。

・電解質/還元剤
これは前回の記事で説明したとおりです。

csssydksb.pngラベルを張った方がいいかも

特に電解質はCSの濃度を決める要素にもなるので、必ず正確な量で作ってください。どちらも無色透明なので、間違えないようにスポイト瓶の色で分けてあります。

・精製水
ドラッグストアで売られている市販の500ml入りのものです。

csssynygsss.png

新型コロナの影響で消毒液の自作用(転売用)に買い占められ、最近までどこに行っても売り切れになっていましたが、ようやく出回ってきて普通に買えるようになりました。
工業用と医療用がありますので医療用、日本薬局方と表示があれば大丈夫です。

・保存用の瓶とフィルター、漏斗

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保存用の瓶は透明なガラス瓶で大丈夫です。電気分解後の不純物や入り込んだホコリなどを濾過するためのコーヒーフィルターと、保存用の瓶に移すための漏斗もあった方が便利です。
フォーラムでは別のろ過方法も提案されていますが、さして工程も変わらないため、私はフィルターを使っています。


以上を用意したら、さっそく調理していきましょう☆


1.準備
まず精製水とスポイト瓶の電解質を準備します。
電解質は精製水1Lに対して20滴ちょうどですから、精製水250mlごとに5滴を添加する計算です。今回は精製水750mlで作りますから15滴。
500ml1本+計量カップの250mlの計750mlの精製水をタンブラーに入れて、スポイト瓶の電解質を、「15滴」添加してよく混ぜます。
電解質の量を間違えると濃度に狂いが出るので、必ず15滴ちょうどにします。

スターラーがあるのだから、スターラーを使いながら入れなよと思うかもしれませんが、スターラーでは完全に混ざるまで結構、時間が掛かるので、自分で混ぜた方が早くて確実です。
混ぜるには木製のスプーンなどを使用します。

電解質を添加したら、電極固定用の蓋へ電源からの陽極(赤い線)に銀貨を、陰極(黒い線)には細く短い「銅線」を取り付けて固定します。

csssyyityfsak.png右の赤いクリップの方に銀貨を挟み、左は陰極用の銅線を挟んでいます。

電気分解されるのは陽極側の銀貨だけで、陰極側の素材は一切、分解もされなければ水に溶けだす事もありませんので、銀を使う必要はありません。安い銅や真鍮の細い線で十分です。
そしてこの陽極と陰極の間は1.5インチ(約38mm)あける必要があるので、穴あけ加工したボルトも1.5インチ離して固定してあります。

この電極固定用の蓋は、陽極・陰極間の1.5インチさえ合っていれば、どう作っても問題はありませんので、正直、私の作った蓋は使い勝手が悪い(見た目も悪い)ので、ご自分でいろいろ工夫して使いやすいように作ってみてください。
私も作り直すと思います。

で、陰極側の銅線を細く短くする理由ですが、これはかかる電圧を上げるためです。
CSの生成には決まった電流だけでなく、最低電圧というものもあって、この電圧は電極間の距離で決まります。もっとも近い1.5インチでは最低でも10Vが必要で、距離が離れるに従い最低電圧は上がります。計算方法は
4.33×距離(インチ)+3.5=最低電圧
で、オームの法則に当てはめると、
「電圧=抵抗×電流」
となりますから、電流は決まった値を流すとなると、電圧を上げるために変えられるものは「抵抗」になります。抵抗とは電気の流れにくさの事です。
実際にやってみれば分かりますが、陰極側を太く長くして電気を“流れやすいように”してみると、かかる電圧は10Vに全然、届きません。そこで陰極側を細く短くして電気を“流れにくく“して抵抗値を上げるのです。すると先ほどのオームの法則どおり電圧も上がるというわけです。
だからと言って、どんどん電圧を上げようと極端に陰極側を細く短くしすぎると、今度は電流が一定以上、上がらなくなってしまう(オームの法則の電流=電圧÷抵抗)ので、その辺のバランスは実際にやってみれば、すぐ分かります。

なので、初めての生成は一体どんなものか、確認のために実験的に作ってみる(要は実用にしない)つもりで行ってください。

陰極側の目安としては、精製水に浸る部分が6mm~12mmくらいです。
0.9mmの銅線を使って電流10mAを使うのであれば、それくらいで電圧は15~20Vにできると思います。
太い銅線を使ってしまうと、これくらいではまだ電圧が低いので、その場合は銅線を上に引き上げて、精製水に浸かる量をさらに減らせば同じように電圧が上がります。
精製水から離れさえしなければ大丈夫です。

考え方としては、陽極側はできるだけ大きく、陰極側はできるだけ小さくする、これが基本です。
ただし、陽極側の銀貨を挟んでいるクリップその他は絶対に精製水に浸からないように注意してください。

それと従来の生成方法でよく行われるのが、陽極側と陰極側に同じ長さの銀線を使って、それを使う度に交互に入れ替えて使用するというパターンですが、それをすると表面から汚染物質が剥がれ落ちるので絶対にダメだとの事です。まぁ陰極側に銅線を使う場合は入れ替える事もないと思いますが念のため。
ただし、陽極と陰極を間違えてしまったら全部パーですから、赤い線(銀貨)と黒い線(銅線)だけは間違えないようにしてください。
あと書き忘れていましたが、銀貨の場合は銀貨の面と銅線が向かい合わせになるように固定します。

陽極と陰極の準備ができたら、スターラーの精製水にかぶせてセットします。

2.電圧・電流の設定
セットしたら、スターラーのスイッチを入れて攪拌を開始し、電源スイッチを入れて、電流を設定値にまで素早く上げます。1オンス銀貨の推奨電流値は10~15mAですから、今回は10mAで行います。個人的には10~12mAくらいが良いと思います。

電流計を見ながら10mAまで上げ(そこまで上がらない場合は陰極側の銅線が足りないので、少し下げて精製水に浸る長さを伸ばします)、10mAまで上げ終わったら電圧を確認して、もし10Vに届いていなかったら、今度は陰極を上に引き上げて精製水に浸る長さを短く調整し、素早く電圧を10V以上にします。

素早く素早くと言うのは、もちろん電気が流れている段階で電気分解が始まっていますから、できるだけ正確な濃度にするために手早く行うわけです。1~2回作ればすぐ慣れます。

電圧は何度も言っているとおり1.5インチ離れての最低電圧が10V以上で、最高は30Vまでなら何Vでも、高い分には悪い事はないそうなので、私の場合は最低でも15~20Vくらいで作っています。
自作の電源は24VのスイッチングACアダプターを使っていて、特に昇圧もしていないので、電圧は最高でも24V弱までです。また最低電圧の10Vで作ろうと30Vで作ろうと、最終的に仕上がる濃度は同じです。

3.電気分解
設定したら、そのまま一定時間、電気分解します。
電気分解する時間は前回の記事の『計算』の項目で書いたとおり、
『水(ml)×目当てのppm×0.015÷電流値(mA)=時間(分)』
ですから、今回は20ppmを目標にして例を当てはめると、
750ml×20ppm×0.015÷10mA=22.5
といわけで、22分30秒の電気分解を行います。

それと前回の記事でも書きましたが、カロのコーンシロップを還元剤に用いる場合の最大濃度は20ppmです。これ以上の濃度では安定したCSができませんから、ご注意ください。

最後にもう一度、銀貨と銅線の位置、電圧・電流、スターラーの回転を確認して、あとは時間が来るまで待ちます。
放っておいても大丈夫ですが、分解が進むにつれ、0.1mAくらいのズレが出る事も多く、まれにスターラーの回転が止まってしまう(底が平らでない容器だと頻繁にあります)事もあるので、途中、何度か確認した方がいいかもしれません。
スターラーの回転が止まっていた場合は、その時点で失敗です。

また電気分解を行っている間は、日中であればカーテンを閉めて紫外線をカットしてください。
還元剤を入れる前のイオン性銀化合物の状態では、紫外線で急速に劣化してしまいますから、できるだけ光を避けて作ります。蛍光灯も微弱な紫外線を発しているので、私の場合は分解するときは夜、灯りも消して行っています。

4.還元
電気分解の時間が終了したら、すぐに電源を切ります。
そしてスポイト瓶の還元剤を750mlに対して「3~4滴」添加して、よくかき混ぜます。電解質と間違えないように注意してください
還元剤については前回の記事で書いたとおり、1滴や2滴多くてもまったく問題はないので、心配であればさらに追加してください。
※記事を公開した当初はもっと少ない滴数で書きましたが、その量では完全に還元できなかったという報告があったので、少し多めに掲載し直しました。

電解質を添加したときのように、いい加減に混ぜると還元が中途半端に終わってしまうので、スターラーで混ぜるのではなく、スプーンでしつこいくらい、しっかり混ぜた方がいいです。

還元剤を混ぜ終わったら今回のメインイベント、加熱です。
加熱方法は70℃以上にさえなれば何でもいいのですが、私はもっとも楽で早い電子レンジを使います。タンブラーの説明で、レンジにそのまま入る方が楽と書いたのはこのためです。

還元剤を添加した後のタンブラーを、そのまま電子レンジに入れて(当然ですが蓋は閉めないで)、出力によって2~4分間、加熱します。沸騰させる必要はまったくありませんが、私の場合は素手では熱くて長く持っていられないくらいには熱しています。
※ちなみに電子レンジのマイクロ波を使う事によるCSへの弊害は考えられない、との事なので、電子レンジでまったく問題はありません。

5.完成
加熱が終わって電子レンジのドアを開けると、すぐにその変化に気がつきます。
さっきまで無色透明の有毒なイオン性銀化合物だったものが、すべて無害な非イオン性のコロイダル・シルバーへと還元されて、見事な金色に変化しています。
特に20ppmは綺麗です。

hmcs20py.pngどうや!これが本物や!
20ppmのコロイダル・シルバーやぁ!

あとは念のため不純物をろ過するコーヒーフィルターを通して瓶に保存します。
還元後のCSは、イオン性銀化合物のように紫外線で簡単には劣化しないそうなので、以前の生成方法で使われていたような紫外線をカットする茶色の瓶を用意する必要はなく、透明なガラス瓶で大丈夫です。それを適当な冷暗所で保管してください。
冷蔵・冷凍はしてはいけませんので、私は戸棚の中に入れて保存しています。

※しっかりできているかどうか、冷えてから少し口に含んで味見してください。味がなければ本物のCSです。もし金属の味がするようなら失敗ですから、生成方法に間違いがないか確認してください。

6.お片付け
電気分解に使用した銀は、精製水に浸っていた部分が酸化銀になって黒くなっています。従来の方法だと拭きとったり、磨いてしまう人が多いですが、それをすると次の分解のときに精製水を汚染してしまうのと、銀の素を捨てる事にもなるので、ここは再び銀に戻ってもらう作業をします。

銀貨を直接、あるいは分解時に使ったワニ口クリップに挟んだままでもいいですが、とにかく直接、手に持たないようにペンチで挟みます。
そうしたら、ガスコンロやバーナーの「青い炎」の中に入れて炙り、加熱します。すると酸化銀がみるみる酸素と銀に熱分解されて、黒い部分が白く変化していきますから、全体が白くなったらOKです。

csyokg1nbgg.png

白いのは銀です。磨けばいつも見るツヤツヤの銀に戻りますが、磨く必要はなく白いままで大丈夫です。このまま次も使えます。
表面の酸化銀を加熱するだけですから、焼きすぎには注意してください。白くなればそれでOKです。
また銀貨も光の当たらない場所で保管してください。


ささ、これですべての工程は終了です。あとは少し補足を。


・最初のスターラーの項目で、ホットプレートでもいいと書きましたが、ホットプレートを使用する場合は電解質と同時に還元剤も添加し、加熱しながら分解→それと同時に還元されていく(徐々に金色に変化していく)ので、最後の加熱の工程が減らせます。
ただ工程が減らせると言っても、安く手に入るホットプレートの場合は、最初に温度を上げる段階で電子レンジの使用以上に時間がかかるので、時間の短縮にはならない点と、耐熱用の容器と温度管理も必要な点も面倒です。
私は元々スターラーがあったのでスターラーを使っていますが、もし今からCS生成のためにどちらかを買うとしても、やっぱりスターラーです。ホットプレートより簡単です。

・作ったCSを実際に使用する場合、20ppmでは濃いですから、薄めたものを別の瓶に用意してそちらを使っていきます。
CSに対して同じ量の精製水で割っていけば、20ppmが10ppmに、10ppmが5ppmにと薄まっていきます。20pmのCSを500ml作れば、5ppmのCSが2Lできるというわけです。
直接、摂取する用には5ppm、皮膚に塗ったりする用には10ppm、ネブライザーでの吸引用には20ppm、という感じで使用方法によって濃度を変えてください。

・ネブライザー(吸入器)での使用
新型コロナの影響もあって、ネブライザーでのCSの使用がアメリカなどで広まったので、少し説明します。

ネブライザーとは薬液を霧化して、その霧を吸い込むことで気管支や肺に薬を送るための機器で、CSをゴクリと飲む経口摂取よりも、鼻腔内や咽頭、気管支や肺の奥深くに付着し、潜伏するウイルスに対して直接、CSを噴霧するような形になるため、呼吸器系の疾患には非常に効果的であると言われています。

ネブライザーはその霧化の方法によって、ジェット式、超音波式、メッシュ式とに分かれますが、私が持っているのは超音波式で、メンテが楽でCSの使用に際して弊害がありません。例えば下のこれなんか↓↓↓

csnrcnegy.png

激安でありながら本当に超音波式です。
本当に、というのは、アマゾンなどでは中華業者が超音波と掲載して出品している“メッシュ式”のネブライザーが多く、よく分からないと勘違いしてしまうからで、一応メッシュ式も超音波を用いるので「超音波」と書かれていても間違いではないのですが、超音波“式”と言う場合は、二重構造でキャビテーション効果を用いて霧化する従来の方法を指し、メッシュ式とは原理が異なります。

これ以外の、例えばジェット式(コンプレッサー式)は価格が少々高めで、メンテや部品交換が必要になる部分もあり、全体的に装置も動作音も大きいようで、選択肢には入りませんでした。

もうひとつ先ほど書いたメッシュ式は、大半が携帯用の小型のものなのでジェット式よりは安いのですが、携帯用のため噴霧量が少なく、またメッシュ部分は金属なので、それがCSと触れる事による弊害と、メッシュは詰まりや劣化がある消耗品で、買い替えや部品交換が前提となっているため、やっぱりそれが面倒です。

んで、私が持っている写真の超音波式は、使う時に冷却用の水を一定量入れ、終わったら捨てるだけのメンテいらずで、またメッシュ式などに比べると噴霧量も格段に多く、粒子径も0.5~5μm(肺の奥深く、肺胞まで届くには3μm以下が必要)と、まさにCSに使うにはぴったりの製品です。
値段を考えると、故障した場合は新品を買う、つまり使い捨てでまったく気にならないほど安いので、それも良いところです。

この超音波式は以前はアマゾンでも販売されていたようですが、現在は探しても見当たらないので、中国から直接、輸入する必要があると思います。でもその方が安く買えるので良いです。
アマゾンなんかで買ったら3倍も4倍もして無駄もいいとこ( ;´Д`)

私はCSネブライザー使用で肺炎などの呼吸器系疾患が劇的に改善したという例や、新型コロナを完治させた?という情報を目にして、これは買っておかないと!と興味を持った友人らに渡す分と、中華製で壊れやすいだろう事も考え、何度かに分けて(関税の問題で)まとめて購入しておきました(*'ω'*)それでも安いので大した金額ではないです。

ちなみに実験的に花粉症の友人に使ってもらいましたが、1日1回ほんの2~3分、20ppmのCS(もちろん本物の方です)を左右の鼻に交互に…同時だと詰まり具合で偏りますので、片方ずつ塞いで吸入してもらったところ、それまで点鼻薬を日に3回は使っていたのが、使い始めた途端に改善が見られて、寝る前の1回だけに、それも日によっては忘れて寝てしまうくらい調子がいいという話で、とにかく評判がよかったです。

もちろん、これはこういう話もあるのですというだけであって、決してみなさんにオススメしているわけじゃありません。
何に効いた効かないというのは当然、個人差も大きいでしょうし、私は友人に対しても一定期間の使用でやめて、使い続けないようにしてもらっています。
あくまでも実験ですし、長期間にわたって吸入を続けた場合、仮に何か問題が出たとしても責任が取れませんからね。

また今年の初め頃、アメリカのテレビ番組で新型コロナウイルスに関連して某メーカーのCSが宣伝され広まった件でも、FDA(アメリカ食品医薬品局)からメーカーに対して警告書が発行され、
「効果は何ひとつ検証されておらず、使用しないように」
と正式にアナウンスされているという、ボッタクリ販売屋は絶対書かない事実
もあります。

はたしてFDAやその他の否定的なメディアが言うように、CSは本当に何ひとつ効果のない無駄なものなのか、それとも陰謀論大好き系の人々が言うように、巨大製薬メーカーやその利益に群がる連中によって、安価で安全かつ強力な抗生物質の普及が阻止されようとしているのか。
信じるか信じないかはあn

私個人としては賛否両論を理解したうえで使い続けますが、私の記事を見てCSを生成されて使われる方も、その辺は完全に自己責任です。
お忘れなく。


以上、フォーラムでもっとも基本的な、
「本物のコロイダル・シルバーの作り方」
を解説しました。
これ以外にも各種キャッピング材とか、さらに高濃度にする方法などがあるのですが、あまりにも長くなるので、興味がある方は各自フォーラムで確認してください。
大量に使う人でなければ、実用的にはカロを使用したこの作り方で十分だと思います。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


今回の記事を読み返すと、こういったものがよく分からない初心者さんの場合だと、長いわりに説明不足で、実際に作るには難しい部分もあるかもしれませんから、もしそれでも作りたいという方なら、分からないところはメールをくれればお教えします。
お気軽にどうぞ。

さ、それじゃ今回はこんなところで。
みなさまもお体には十分お気を付けください。
ブアッハァーーッ!

頑張って作ってきたコロイダル・シルバー「偽物だった」

前回の記事では、650種類以上のウイルス・病原菌に強い殺菌効果があり、一部では新型コロナですら短時間でガツンッ!とやってくれるのではないか?とすら言われているコロイダル・シルバーと、自動コロイダルシルバー生成器を紹介しました。
そして記事の最後に、その作り方(自家製コロイダル・シルバーの作り方として広く普及している、蒸留水・精製水を使って電気分解するだけの作り方)では、

実はコロイダル・シルバーはできていない

という話をして終わりました。
んじゃ続きです(以下コロイダル・シルバー=CS)


今回の記事の情報元は、CS専門のネット上のフォーラム、
『Colloidal Silver and Gold Forum』
からのもので、すべてそちらからの抜粋です。
フォーラムの管理人は数年前、ネット上に蔓延するCSに対する誤った情報に対抗するため、これを立ち上げたとの事で、すべての情報は公開されており、誰でもメンバー登録して新たな情報を提供したり、質問や議論をする事ができます。

このフォーラム及び管理人のブログでは、私が書くような程度の低い説明ではなく、専門知識を持った方が、その知識をフル活用して縦横無尽に解説されていて、また学術論文に関する情報も豊富ですから、詳しく知りたい方はもちろん、もし分からない事があればフォーラムに登録して自分で聞きなさい(爆)

今回の記事は、知りたいけど英語ばかりで分からないし、化合物とか化学式とか化学反応式とか尚更ワケ分からないしぃ~♪という意味不明な私のような方を対象に、とりあえずド☆素人向けに要点だけ、とにかくこれさえ知っておけば、何とか“本物のCS”が作れるという最低限のものだけを書き出していきます。


ではまず、おさらいから。
以前の私や多くの方が用いている自家製CSの作り方といえば、

1.まず精製水と銀、そして電源を用意する。
2.精製水の中に銀を入れて通電する。
3.なんと完成!テッテレーッ♪


という簡単3ステップ。
みんなこの作業で「CSができている」と思い込んでいます。当然ですね。そう言われて紹介されていたわけですから。前回の記事にも書いた、もっとも単純な9V乾電池を使った作り方でも分かるように、これ以外に必要なものといったら、あとはゴミをろ過するためのコーヒーフィルターくらいなもので、他には何の道具も処理も必要としません。
この簡単な作り方が、簡単なだけに世界中でもっとも普及しています。これは乾電池式ではない高い装置(ボッタクリ品)であっても同じです。

しかし、このもっとも普及している作り方が問題です。
実際のところ、この作り方で最終的に生成されているものはCSなどではなく、その大部分が酸化銀と若干のコロイド状酸化銀(酸化銀の大きな粒子)からなるイオン性の銀化合物(Ionic compounds of silver, Ionic Silver Oxide)で、これはCSとは明らかに異なるものです。
この状態のものをそのまま服用すると、胃の中で胃液(塩酸)と反応して、次から次へと「塩化銀」に変わってしまい、この塩化銀こそが銀皮症を引き起こす原因で、あの有名な全身が真っ青になった髭のおじさんが、毎日ガブガブ飲んでいたものと同じです。
この今までの作り方で生成される、CSという名のイオン性銀化合物が銀皮症の原因となる一方、本物のCSであれば銀皮症にはならないという化学的な解説も、フォーラム及び管理人のブログに詳しく掲載されています。


よくこの手のネタをブログやyoutubeに上げたりすると、すぐコメント欄に
“皮膚が永遠に青くなるサプリメント『コロイダルシルバー』”
なんて中途半端な煽り記事を読んで真に受けた正義感あふれる親切な人が、
「CSなんてものを飲んでいたらこうなるんだ!」
とわざわざご丁寧に写真のURLまで貼り付けて恐怖心を煽り、必死に止めに入って(そしてそれに賛同する人がいないと“勝手に一生青くなってください”と捨て台詞…腹が立って放り出すなら最初から口を出すなっての)、こういう余計なお世話発言も、そもそも原因がCSではなく、CSと思って飲んでいるイオン性銀化合物もしくは塩化銀だとは知らず、また生成方法による違いも知らず、すべてごっちゃにしているから起こるわけです。
(ただ、CSに対する認識が間違っていたとしても、結果的にそれは正しいアドバイスになってしまっているわけですが…だってCSだと思って作っているものが、CSではない銀皮症を引き起こす物質なわけですから)

またイオン性銀化合物には強力な抗菌作用が確かにあるものの、
人間の細胞には有毒である
という研究結果がすでに出ています。顔が青くなるという外見上の問題以外に、安全性という面からも使用するべきではないというわけです。

ところで、自家製CSを飲んだ事がある方なら “なんか金属の味がする” のをご存じだと思います。実際、私が作っていたものもそうで、
「ん~これが銀の味か!きっとこれが効くのよね!グヘヘヒヒッ」
なんて思っていたものですが、事実はまったく違って、金属の味がするのは、それが酸化銀を多く含んでいる証拠であって、本来のCSには味がありません。
そして金属の味がしているという事は、つまりそのままお腹の中に毒性の高いイオン性銀化合物を取り入れ、顔が青くなる元をせっせと作っているわけです(;゚Д゚)
この「金属の味がするかどうか」は、本物のCSを見分けるひとつの指標であるとの事です。

ちなみに、これは自家製CSに限った話ではありません。市販されているCSと言われているものも多くがイオン性銀化合物であるとの事で、特に透明~灰色の色をしているものはそうだと思って間違いないそうです。高いお金を出して商品を買っているから大丈夫!とはなりませんから要注意です。


んで本題。
それじゃ、イオン性銀化合物を作らず(正確には作るんですが)、本物のCSを的確に作るにはどうするのか?フォーラムではその条件として、

・電解質
・還元剤
・計算(電流と時間)


の3つを“重大な秘密”として挙げていますので、順番に説明していきます。


1.『電解質』
これは、電気を通さない蒸留水や精製水に添加する事で導電率(電気の流れやすさ)を上げて、生成スピードを上げると共にpHを最適化し、また最終的なCSの濃度を正確に計算できるようにするために必要な処理です。
先ほど書いた全身真っ青の髭のおじさんは、生成スピードを上げるという同じ目的のために『食塩(塩化ナトリウム)』を添加してCSを作っていたそうで、まだ銀皮症の問題が取り沙汰される前、海外では塩を入れて生成している人がけっこういたようです。
結果的にそれはCSでもなんでもない、ただの塩化銀を大量に作って銀皮症を引き起こす原因となってしまいました
が、生成スピードが上がっても、それでは意味がありません。

またCSの濃度(ppm)と言えば「TDSメーター」を使って測定している人がいます。簡易的なものなら安いですし、それで測定すれば一瞬で分かって楽ですから、実際、私も以前はTDSメーターを使っていました。
しかし、これまた悲しい現実として、
「TDSメーターではCSのppmは測定できない」
ため意味がないそうで、自前の蒸留水の純度や、電解質を添加後の導電率を判定するのには役に立ちますが、今のところCSのppmは計算して割り出す方法がもっとも簡単で正確だそうです。

以上のように、生成スピードを上げながら、CSの生成にもppmの計算にも役に立ち、一切の毒性がなく、かつ簡単に手に入るものとして、フォーラムでは
『炭酸ナトリウム(炭酸ソーダ・ソーダ灰)』
を一定量、添加する方法が取れています。
ひと口に炭酸ナトリウムといっても、一水和物といった水分子を含むものと無水のものとでは添加する量が違い、買う時に戸惑う事もありますから、重曹から作ってしまう方が簡単で間違いないと思います。

tcszs.jpg

ドラッグストアで売っている、ごく普通の重曹(炭酸水素ナトリウム)を買ってきて、それを容器(アルカリ性に強いステンレス)に入れてコンロで加熱するだけで炭酸ナトリウムができます。細かい要求はなくて、とにかく中火くらいで混ぜながら、300℃以上の熱を加え続けると勝手に分解が始まり、中学の化学で実験した(記憶にないが)ように、水と二酸化炭素と炭酸ナトリウムの3つに熱分解されます。

量によって差はありますが、水が分解されるとサラサラの中に玉ができはじめたり、二酸化炭素が分解されるとボフゥ~と小さな噴火みたいにガスが噴き出しはじめたり、量が少ない場合はチリチリ音を立てながら弾けるような感じになったりします。
さらに熱しながら混ぜていると、水は蒸発しきってガスも出きって、最初よりもさらにサラサラのパウダーになりますから、もう少し続けて十分に水とガスを抜きます。
完全に分解が終わると、重量はおよそ元の重量×0.63倍、つまり10gの重曹であれば6.3g前後に減っていれば、もう炭酸ナトリウムの完成です。

この粉を精製水100mlに対して10.6g(半分ならそのまま50mlに5.3g)入れて、よく混ぜれば「電解質」の出来上がりです。正確に計量する必要があるので精密計りがあると良いです。安いものなら\1,000前後で買えます。
これを蒸留水・精製水1Lに対してスポイト20滴(およそ1ml)、500mlなら10滴)を正確に添加して使用します。


2.『還元剤』
還元剤とは、電気分解によって生成した、今までCSだと思っていた
イオン性銀化合物を最終的に本物のCSへと還元する
ために必要なもので、この処理を加える事によって有害なイオン性銀化合物が、無害な非イオン性のCSへと変化します。
今までの生成方法で自家製CSを作ってきた人が初めてこの話を聞くと、大抵は、
「あ~ん?還元だぁ~?妙な事をしやがって…怪しいもんだ」
とまるで聞く耳を持たない場合が多い、なんて話もありましたが、まったくその通りで私自身がそうでした(笑)

しかしフォーラムの記事や管理人のブログを読んでいると、今までの生成方法の問題点や還元処理の化学的行程などが解説されているので、説明らしい説明などなかったに等しい今までの生成方法が正しいとは、とても思えなくなります。

とくに化学のド☆素人(私)には尚更で、もうこうなると専門的な知識がない以上、どれが正しいのかなんて明確に判断などできるわけもないのですが、少なくともこのフォーラムでは何か特定のものを販売して小銭稼ぎをしているわけでもなく(推奨される装置やフォーラムメンバーが開発した優れた生成装置はありましたが)、すべての情報を無料で公開しています。いい加減な知識と都合の良い話だけを並べ立ててオモチャを売りさばく、インチキ商売しか能がない低レベルな連中と比べれば、もうそれだけでよ~っぽど信用できるというもので、フォーラムのルールにも「商用サイトの宣伝をしたら永久追放」と書かれてるくらいです。

フォーラムの管理人及び参加者が、ネットを“汚染”する偽情報に対抗するために善意で公開しているものですから、それをゲスな小銭稼ぎに利用しないでください…と言っても利用するのがゲスのゲスたる所以ですが、あるいは全否定か無視を決め込むのが関の山で☆
ってこういう事を書くから嫌がらせのメールが来ちゃうんですね(笑)

実際にこの方法で作ってみれば分かりますが、今までのCS(と思っていたもの)がどことなく濁っていたり、しっかりとろ過して一見、澄んでいるように思っても、瓶の内側には何やらうっすらと付着(酸化銀)していたりするのに対して、正確に作られ還元処理を加えた本物のCSは、常に澄んだ綺麗な色をしています。そしてこれが変わらないと言うのです。

で、その還元剤に使用できる素材はいくつかあるのですが、もっとも効果的で使用範囲の広い素材として、フォーラムでは、
『カロ ライトコーンシロップ』(Karo Light Corn Syrup アメリカ)
が推奨されています。

えーシロップ?おいおい本気かよ?って感じですが、なぜシロップ(糖)を使うのか、化学的な作用を正しく理解していない私がそんな説明まで長々書き写してはいられないので、納得できない方はフォーラム及び管理人のブログを読んで、分からない事はフォーラムで聞いてください(*‘∀‘)私に聞くなって(2回目)。

カロのシロップが手に入らない場合は、イギリスのゴールデンシロップなども使えるようですが、フォーラム一押しのカロは日本でも輸入販売されているので大丈夫です。ただ品切れが多いのと、値段が店によって全然違うので、じっくり探してください↓↓↓

klcs.jpg

で、このコーンシロップと精製水を1対1の割合い、つまり同じ分量で混ぜ合わせれば、それで還元剤は完成です。1Lのイオン性銀化合物(つまり電気分解が終わった後のもの)に対して、スポイトで3~4滴、500mlなら2~3滴を添加します。
目的の濃度によって滴数は変わるのですが、ここではカロのシロップを使用する前提で話を進めていますので、カロの最大濃度である20ppmを基準に滴数を掲載しています。
この還元剤に関しては少しくらい多く添加しても「ちょっと甘くなる☆」以外に特に問題はないそうなので、若干多く掲載しています。

また電解質も還元剤もスポイトを使って入れるので、事前に『スポイト瓶』を買っておいて、作ったものはそれに入れて保存すると、使う時に便利です↓↓↓

fcssb.jpg



3.『計算(電流と時間)』
さてと、最後は計算です。
電解質の説明ですでに書きましたが、CSのppmはTDSメーターなどでは測れません。電気分解によって蒸留水や精製水の中に放出され、還元剤によって最終的にCSとなる銀の量は、流した電流と時間にのみ依存する、との事ですから、ppmを知る正確な方法は、電流と目当てのppmを計算式に当てはめて分解時間を割り出し、計算通りに分解を行う事です。

そのためには、まず一定の電圧・電流を扱える電源を用意する事と、そしてCSの生成時に電圧・電流計(もしくはテスターなど)で具体的な数字が確認できる必要があります。
CSの生成に必要なだけの電流を扱う定電流電源であれば、もうホントにごくごく簡単な電子工作で作れる“オモチャ”で十分なのですが、それでも電子工作とかやった事ない!という人ではかなり面倒な話なので、フォーラムでは¥5~6,000の安い小型安定化電源が推奨されています。
これがないと正確に計算もできなければ、最適な電圧・電流も保てないので、ちゃんとしたCSが作れません。必須です。

そして計算式は、
『水(ml)×目当てのppm×0.015÷電流値(mA)=時間(分)』
になります。ずいぶん簡単ですが気にしない。
例えば1L(1,000ml)の精製水で20ppmの濃度のCSを、6mAの電流で作るとすると、計算式は、
1000×20×0.015÷6
ですから、答えは50(分)、電解質を添加した精製水の中で50分間、この電流値で電気分解を続ければ、20ppmの濃度のCS(の元)が完成するという事になります。
もう1つ、500mlの精製水で20ppm、これを10mAで作るなら、
500×20×0.015÷10
で答えは15分です。
事前に電解質を添加しているので、ただの精製水から分解する方法よりはるかにスピードが早いです。ただし、後で説明しますが日本ではおそらく銀線を使うパターンが多いと思うので、ここまで電流は大きくできません。

またppmについては上記の計算以外に『色』によって判断する事もできます。従来の方法で作られたCSの場合は、色で判断しても意味がない(そもそも大部分がCSではないわけですから)のですが、最終的な処理をした後の本物のCSの『色』には濃度がきっちり反映されています。
もちろん有害なイオン性銀化合物は全てCSに還元されていて、また還元後の色は時間が経っても光が当たっても簡単には変化しませんから、本物の場合にのみ、色もppmの目安にする事ができるわけです。
計算と共に参考にしてください。


以上、簡単ですがフォーラムで公開されている3つの重要な項目について説明しました。
途中でも書きましたが、化学の知識がない上に翻訳の問題もありますから、すでに何が本当で何が間違っているのかなど判断しようもなく、ここに掲載した情報が全て絶対に正しい、なんてとても言えません。

ま、でも従来の方法で作っていたときだって、大して考えもせず調べもせず、誰かに言われるまま盲目的に作っていたわけですから、それに比べればよっぽどマシというもので(笑)
そんなんでは納得がいかない!というやる気のある方は、それこそ化学から英語から本気で学んで心底、納得できるまで調べ上げたらいいのです。それこそまさに本物ですから。
私は…いいですぅ~しんどいしぃ(;´・ω・)

それにしても、改めて振り返ってみると電流計も何もない、幼稚園児の工作同然の単純な定電流回路で電気を流しながら、適当に目測や意味のないTDSメーターを使ってCS(と思っていたもの)を作って、それを使っていた自分が恐ろしくなります…(´-ω-`)

さささ、疲れたので今回はこんなところです。
次回の記事は実際に「本物のCS」を作って説明していきたいと思います☆
それでは さようならー!

自動コロイダルシルバー生成器

※コロイダル・シルバーに興味がある方は、最後までちゃんと読んだ方がいいかも。

以前、ベック・プロトコル(体内のありとあらゆる有害なウイルス・細菌などを一掃する一連の電気的療法)の装置を紹介した記事の中で、
「コロイダル・シルバー(Colloidal Silver)」
という液体を紹介しました。

コロイダル・シルバー(長いので以下“CS”)とは、簡単に言えば水の中に超微粒子となった『シルバー(銀)』が拡散している状態の事で、主に電気分解によって生成します。海外はもちろん日本でもけっこう販売されていますから、その気になれば手に入れる事は簡単です。

調べによると、このCSというやつは650種類以上ものウイルス・病原菌に対して強い殺菌効果を現す事から
『天然の抗生物質』
などと呼ばれまくり、その働きの違いから、どんなに使用しても抗生物質に対する耐性菌のように、耐性を持つ細菌が生まれる事もなく、かつ動植物に無害で、しかも自分で作る事も簡単と、まさに良いこと尽くめの謎の液体というわけで、人からペットから植物まで病気の予防・治療からお部屋やキッチン、トイレの除菌用にと世界中の人々に利用されまくりまくっています。

日本ではとくに犬猫などのペット用として普及しているみたいで、動物向けと思っている方が多いかもしれませんが、海外では日常生活に取り入れて生活している人たちがたくさんいるのです。

先ほど書いたとおり販売もされていて、海外ではドラッグストアに置いてあるくらい一般的なものですが、自分で簡単に作れる事から、銀の硬貨や銀線を用意して、自家製のCSを作って使っている人たちがたくさんいます。
その方が買うよりもはるかに安上がりですし、販売されているものの中には、銀以外のものが添加されていたり、メーカーやロットによる品質の違いがあったりと、そういったものを嫌う人たちも、やっぱり自分で作っています。
特に、ここ最近は新型コロナの影響もあって、良くも悪くもさらに広まっているようです。

作り方は簡単で、基本的な生成方法は銀を蒸留水や精製水の中で電気分解するだけです。電気分解なんて言っても大した事はなくて、ただ単に「電気を流すだけ」ですから、ウン十年前に考案されたもっとも単純なCS生成器は、9Vの角型乾電池3個と電流制限抵抗をひとつ加えた(本当はそれすらなかったのですが、同じものを作る場合は必ず抵抗を加えないとダメですから書いておきます)、という非常に簡単なものでした↓↓↓

9vcs.jpg

10年以上前からyoutubeなどでも動画が上がっている方法です。100均の9V角型乾電池を3個、交互に合体させて、バッテリースナップという乾電池に嵌めるための端子を半分にカット(画像左下。配線を切らないように)して別々に使えるようにし、赤の配線には電流制限抵抗として1.5KΩほどの抵抗(画像左上)をハンダ付けします。
それぞれ先端にはワニ口クリップをハンダ付けすると、銀線を挟むだけで使えて便利です。このまま銀線を写真のように精製水に浸すだけ。簡単です。

こんな乾電池が剥き出しだと手作り感がハンパないですが、以前“高価な装置”の中身を確認したという人の話では、単純な定電流回路(一定の決まった電流を流す回路)や簡単なタイマー回路が使われているだけの、
“毎度恒例ボッタクリ商品”
だったそうで、こんなものが2万円も3万円もしているそうですが、その実態は乾電池回路と似たり寄ったりってなものです。
電流制限抵抗や定電流が使われるのは、制限しなければ分解が進んで濃度が上がるに従って流れる電流がどんどん大きくなってしまい、大きな銀のクラスターが発生してCSとしては低品質になってしまう事と、誤ってショートさせたときに危ないですから、一定の電流以上が流れないようにしているわけです。

さらに今では専門の知識を持った人がいろいろ試行錯誤してくれたおかげで、以前の作り方での問題点や、便利な装置なんかも簡単に作れるようになりました。助かりますねー!

はい(*'ω'*)!
と言うわけで前置きが長くなりました。
これが自作した『自動コロイダルシルバー生成器』です。

ocsg.jpg

左から電源スイッチ、動作確認用LED、通電ジャック、濃度調整ボリューム、電流値調整スイッチです。

使い方は、蒸留水または精製水を注いだ瓶をマグネチックスターラーに置いて、銀線固定用の蓋(元100均の朱肉入れ)に銀線を固定して瓶にセット、そして電源を入れたら、濃度と電流値を決めて終了、あとは出来上がるまで放っておくだけ♪

私も以前は単純な定電流回路を使って作っていましたが、頻繁に様子を見ているつもりでも、分解時間や銀線の長さや距離、あるいは掃除する頻度によっても濃度や品質が変わってしまうので、作るたびにかなりのバラつきが出ていました。それが嫌で、まず自動で濃度を検出して止まる機能が欲しかったのです。
海外ではかなり前から自動検出機能を持った装置が販売されていて、自作の回路図を公開している方もいたので、作るにはちょうどよかったのです。

パネル上の濃度調整ボリュームのツマミを好みの位置(右に回せば回すほど高濃度)に設定しておくと、溶液中の銀含有量…正確には溶液中の導電率の変化ですが、これが設定値を超えたところでLEDが動作完了の色に変わり、それと共に電流及びマグネチックスターラーが停止します。

マグネチック(磁気)スターラー(攪拌器)というのは、文字通り磁力を使って液体を攪拌するための機器で、安いものなら\3,000ちょっとから買えます。
これを使う理由は、攪拌する事で溶液中の銀を均一にして、正確に同じ含有量で停止するために必要で、これを使わないと濃度を自動で検出して停止する機能があっても、溶液中の銀のバラつきで止まったり止まらなかったり、あるいは全然、指定の濃度に達していないのに止まったりと、正確に機能しません。
また攪拌せずに分解していくと溶液の下にどんどんCSが沈殿していきますが、これ自体が製法上あまり良い事ではないとか何とか。いずれにしても高い物じゃないので使用をお勧めします。

スターラーの構造はとても単純なので、最初はそれ自体も自作してすべて1つのケースに収める事も考えましたが、本体とスターラーを別にしておいた方が他の作業にも利用し易い点、そして万が一、本体の上で溶液入りの瓶をひっくり返さないとも限りませんから、安全のためにもスターラーは本体と離して使う形にしました。

ocsg2.jpg

電源はケースの上に見えるACアウトレット(コンセント差すとこ)から取り、設定濃度になればスターラーも自動停止します。

右端の電流値の調整スイッチは、パネルにデザインされてるように1~12mAの範囲で設定できるようにしました。
大昔のCS生成器では100mA以上も使うものがありましたが、ここのところ高品質なCSを作るには小さい電流を使うべきだという考えが主流のようですから、これくらいの調整範囲で十分です。

回路自体は大したものではないのですが、かなり実用的で使えます。この装置を作るまでは、上に書いた通り自動停止回路も何もない、単純な定電流回路のみだったので、
「できたかなー?まだかなー?いいかなー?」
なんて行ったり来たりして面倒な思いをしていましたが、こちらはホント楽です。放っておけばいいですからね。

使っている銀は径1.5mmの銀線です。純度は最低99.9%(3N)以上なら問題ないという話もありますが、高いに越したことはありませんし、手が出ないと言うほど高価なものでもないので、私は99.99%(4N、フォーナインとも言います)を使っています。
ちなみに径1.5mm、長さ100mmの銀線を、径1mmになるまで濃度20ppmでCSを作り続けたら、およそ50L以上作れる計算で、もうそれだけで使いきれないくらいの量ですが、あまり細いものは向かない(それについては次回以降の記事で)との事なので、最低1.5~2mm以上が良いようです。

こちらは実際に装置を使って作っているところです。

ocsgg.jpg

生成中の様子を動画にしようかと思いましたが、ひたすらマグネチックスターラーが延々かき回している映像ばかり。指定の濃度になったら運転中のLEDが青に変わって自動電源オフするだけなので、写真で十分ですね。完成してすぐは灰色っぽいですが、時間の経過と共に下のように色がついてきます。

fcs.jpg

ででんっ!コロイダル・シルバーの完成!?
これで20ppm弱くらいかなー!?


いやーというわけでね!
装置も紹介したし、CSも作ったし、今回は特に問題もなく、安らかに爽やかに健やかに記事が終わると思うじゃないですか?


…いやいや、こんなものは単なる序章に過ぎない。


『 問 題 は こ こ か ら 』 


なのです。
その問題とは何なのか?もったいぶらずにさっさと言いましょう。





 実は、この作り方では 

 コロイダル・シルバーなど 

 作れてはいない!




イヤァァァアアアアアアッ!!!!ボフンボフンズンズンプス~ッ

続きは次回!!
それじゃーまたー♪

プロフィール

TBar Row

Author:TBar Row
怪しげな装置の自作とウエイトトレーニングが好きです。
プロフ写真はamira_aさんからお借りしました。
メール ins_herua@yahoo.co.jp

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